ドレーンカテーテル
レダックスシリコンドレナージシステム
標準的な孔式ドレーンの良好な脱気性能とスリット式ドレーンの安全な排液性能を併せ持ったハイブリッド式ドレーンです。
一般的名称 | 滅菌済み体内留置排液用チューブ及びカテーテル |
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販売名 | フルーテッド ラウンド スパイラル ドレーン |
認証番号 | 221ADBZX00077000 |
コアクシャルドレーン
標準的な孔式ドレーンの良好な脱気性能とスリット式ドレーンの安全な排液性能を併せ持ったハイブリッド式ドレーンです。
1本のドレーンでエアーと液体の同時排出が可能になるなど1本で2本分の機能を実現すると伴に、これまでのスリット式ドレーンでは実現できなかった排液採取部全体からのドレナージが可能です。
サイズは24Fr(約8mm)と28Fr(約10mm)で、スリット長と先端部小孔のバランスを変えたスタンダードとショートバージョンが用意されており、特に胸腔ドレナージに適しています。
クリニカルレポート
新型胸腔ドレーン コアクシャルドレーンの臨床的有用性1
~呼吸器外科的な見地から見たコアクシャルドレーンの有用性~
東京共済病院 呼吸器外科部長
細田 裕先生
(2019年 第71回日本胸部外科学会 セミナー)
ソラシック型、スリット型と比較したコアクシャルドレーンの各種基礎実験結果と、薬液注入やドレーンの交換の可能性と、ソラシック型ドレーン2本使用時と比較したコアクシャルドレーン1本での臨床データが示されています。
巻末にはセミナー中の胸腔ドレーンに関するアンケート結果も掲載されています。
新型胸腔ドレーン コアクシャルドレーンの臨床的有用性2
~心臓血管外科的な見地から見たコアクシャルドレーンの有用性~
神戸市立中央市民病院 心臓血管外科部長
小山 忠明先生
(2019年 第71回日本胸部外科学会 セミナー)
胸腔内の広いスペースから効率的にドレナージできるコアクシャルドレーンを胸腹部大動脈置換術後のドレナージに使用した場合、血腫形成を防止することが示されています。
また、シリコーン製ドレーン専用ミルキングデバイス「メラミルキングローラー」の臨床評価も掲載されています。
膿胸ドレナージにおけるコアクシャルドレーンの有用性
山形県立中央病院 呼吸器外科部長
塩野 知志先生
(2019年)
膿胸に対するVATSドレナージ(胸腔鏡下膿胸腔掻把ドレナージ術)の概要と問題点、コアクシャルドレーンを使用した有効例が症例報告を通して説明されています。
肺切除後に用いる至適胸腔ドレーンについて「コアクシャルドレーン」の使用経験から考える
市立大津市民病院 呼吸器外科部長
柳田 正志先生
(2020年)
肺葉切除後の胸腔ドレーンにコアクシャルドレーンを使用し、術後の皮下気腫がスリット型ドレーンと比較して有意に減少した臨床報告です。
ドレーンの挿入方法も記載されています。
心臓外科手術後の胸腔ドレーン その要求される機能とは?
奈良県総合医療センター 心臓血管センター センター長
山中 一朗先生
(2020年)
開胸アプローチや胸部正中切開、胸腹部人工血管置換術時に留置する心臓外科手術後の胸腔ドレーンの留置位置と注意点、管理方法が説明されています。
コアクシャルドレーンを使用した場合の有効性とミルキングの適切な方法も示されています。
予期せぬ大出血に対し、コアクシャルドレーンが有効であった一例
中通総合病院 心臓血管外科統括部長
大内 真吾先生
(2018年)
CABG(冠動脈バイパス術)後、プロタミンショックにより出血をコントロールできない事態となり、7PODで3200mlを越える出血に対してコアクシャルドレーンが奏功した事例のケースレポートです。
救命救急領域におけるコアクシャルドレーンを使用した胸腔ドレナージの可能性
さいたま赤十字病院 高度救命救急センター
鈴木 源先生
(2021年)
救命救急センターでの外傷性血気胸において、トロカーカテーテルのドレナージ不良によりコアクシャルドレーンに入れ替えた結果、奏功した事例のケースレポートです。
VATSガイドを用いた経皮的な挿入方法も示されています。
降下性壊死性縦郭炎に対するコアクシャルドレーンの使用経験
和歌山医科大学 外科学第一講座
大橋 拓矢先生
(2022年)
呼吸器外科で扱う「降下性壊死性縦郭炎」は死亡率が高く急激な経過を伴うため早期の積極的なドレナージが要求されます。
本症例に対しコアクシャルドレーンを適用し、その全体吸引性が奏功し速やかに治癒に至ったことが示されています。
開心術後ドレナージにおけるコアクシャルドレーンの有用性
日本赤十字社医療センター 心臓血管外科
田中 慶太先生
(2022年)
開心術後ドレナージ(心嚢・前縦隔・胸腔)においてコアクシャルドレーンが血腫を残さない適切なドレーンであることが示されています。
19Frドレーンと24Frのコアクシャルドレーンとの比較(留置に伴う痛み・合併症)についての経験的知見も示されています。
シリコンソラシックカテーテル
生体適合性、抗血栓性に優れたシリコーン製カテーテルです。
ストレート型(12Frから28Fr)、ライトアングル型(24Fr、28Fr)から選択できます。
X線不透過の青ラインがドレーン全体に設置されており術後のドレーン留置位置の確認ができます。
カテーテルの先端部はテーパー加工で組織に優しく、遠位端は斜めカット加工により引き出しやすい形状です。