気管切開関連製品
気管切開チューブ
内カニューレと外カニューレを組み合わせた二重管(複管)の気管切開チューブです。二重構造になっているため分泌物等によるカニューレ内側の汚れの多い患者さま向けです。また、内カニューレを交換することで長期間留置できます。発声可能なスピーチカニューレの型式もあります。
一般的名称 | 単回使用気管切開チューブ |
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販売名 | メラ ソフィット(二重管) |
認証番号 | 21600BZY00063000 |
1.フラップ&ピッチ機構
ネックプレートの左右単独による跳ね上げ式で、切開創端の縫合や固定帯・ガーゼの交換が容易です。
ネックプレートが上下に約60°可動するピッチ幅を持ち、個人の体型差や患者さまの動きへの追従性に優れており、気管切開チューブによる気管の圧迫を軽減できます。
2.カフ形状
カフ形状は俵型で、患者さまの気管への負担を軽減します。
また、カフはカニューレに対し、数ミリの上下ピッチング動作により気管とカフとの摩擦を軽減します。
ピッチング動作
3.発声
窓なしの気管切開チューブが入っている状態では、声帯より下で呼吸するため、発声ができません。
窓付の気管切開チューブ(スピーチカニューレ)にスピーチバルブを装着すると呼気が気管切開チューブの窓穴及び気管切開チューブの外側を通り、声帯がある上気道へ流れて発声できます。
発声のメカニズム
※発声は自発呼吸できる患者で、喉頭の機能が良好でないと発声することが難しいです。
※自社では、二重管用と一重管用のスピーチバルブの2種類があります。
※新生児・小児や意識障害患者、認知症患者等、意思表示の困難な患者に使用する場合には、気道閉塞の発見が遅れる可能性があるため、厳重に観察してください。
※ネブライザ治療や加湿、シャワーを行う際はスピーチバルブを外してください。
4.スピーチバルブの誤接続防止機構
窓なしタイプの気管切開チューブには窓付の内カニューレ、スピーチバルブ、赤キャップが接続できない誤接続防止機構になっています。
これにより窓なしタイプに発声用の製品を接続し、呼吸不全になるトラブルを防ぐことができます。
フェイルセーフ
5.二重ロックタイプ
外カニューレと内カニューレのロックを強化した気管切開チューブです。
ツイスト(回転)ロックにスライドロックを追加することで人工呼吸回路を接続している場合の予期しない内カニューレの脱落のリスクを低減できます。
こちらの製品にもスピーチバルブの誤接続防止機構が備わっています。
二重(ツイスト、スライド)ロック機構、(二重ロック)気管切開チューブ
気管切開患者ケア
製品の品質管理向上・正しい取扱方法の提供・患者さまへのQOL向上や安全管理の一助を目的として、気管切開に関する教育プログラムを立ち上げ、皆様へご提供しております。ご要望の方は、お問い合わせより弊社へご連絡ください。
セミナー風景
主な内容は下記の通りです。
気管切開患者ケアプログラム
・人工気道と気管切開
・留置と固定
・カフ管理
・発声
・吸引
・加湿、その他
・PMDA、ヒヤリハット報告