補助循環
IABP
駆動装置
進化したIABP駆動装置「コラートBP3」は様々な環境に応じた使いやすいカタチをご提供します。
一般的名称 | 補助循環用バルーンポンプ駆動装置 |
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販売名 | コラートBP3 |
承認番号 | 22700BZX00095000 |
コラートBP3標準モデル
新型IABP駆動装置「コラートBP3」は3つのコンセプトより設計開発を行っています。
➀様々な使用環境を想定した筐体デザイン
②小型化を実現した新しい駆動方式
➂ユーザビリティの向上
➀様々な使用環境を想定した筐体デザイン
院内使用時、最適な高さに操作パネル&ディスプレイを配置し、簡単な操作で駆動ユニットの取り外しが可能です。
カートリッジタイプのヘリウムガス容器を採用し、搬送モデル単体でも長期間使用できます。
レイアウト性の高いディスプレイは使用環境に応じて様々な場所での管理を可能とします。
小型・軽量により院内搬送を行いやすく、また、ディスプレイを外した状態での使用も可能なため、多数の機器を併用する環境でも占有面積をとらずに使用が可能です。
「AC/DCアダプター」を使用することで、駆動ユニット単独でAC駆動が行えます。
②小型化を実現した新しい駆動方式
corart製品のなかで最小、最軽量を実現したのは今までとは異なる新しい駆動方式です。
駆動系に電動シリンダを用いた新技術は小型・軽量化を実現し、corartシリーズ独自の「予圧弁」を組み合わせることで従来と同等の高応答性を確保しました。
また、コンプレッサー方式に比べ駆動騒音を抑え、患者さまの心理的負担も軽減します。
③ユーザビリティの向上
corartユーザーからお寄せいただいた機能改善のご意見を反映し、ユーザビリティの向上を実現しました。
■ECG信号自動選択機能
corartシリーズでは同期信号が不良となった際に残ったもう一方の信号で同期を継続する「トリガーバックアップモード」を搭載し、止まりづらい安心駆動を目指してきました。
コラートBP3では止まりづらさを更に追求し、「ECG自動切替」機能を新たに搭載しました。通常、IABP療法では装置の安定駆動の観点よりECG同期が優先されますが、本機能を有効にしておくことで、同期中のECG信号に不良が発生した際、同期可能な他のECG信号を自動検索し安定性の高い同期状態の維持に努めます。
自動検索で同期可能なECG信号が見つからない場合は、従来通りの血圧信号でのバックアップ駆動に移行しますので、従来よりもバックアップの選択肢が増加し、より止まりづらい駆動環境を提供します。
■シグナルタワー搭載
運転状態や警報発生を3色の発光灯でお知らせします。
離れた場所からでも駆動状態の確認が可能です。
■警報履歴&駆動履歴を装置内部に記憶
直近30件の警報履歴をディスプレイ上に表示可能としました。
また、専用ソフトを使用することでお手持ちのパソコン上で各種履歴と直近3週間分の波形データを確認することが可能です。
■ベッド連結ユニット
オプションの「ベッド連結ユニット」を使用することでコラートBP3と患者様ベッドを連結することが可能です。搬送時にベッドを動かすことでコラートBP3も連動するため接続ラインの管理など搬送時の負担が軽減されます。
※連結できるベッドは限りがありますため詳細はお問合せください。
■ロー出力ユニット
カテ先血圧センサー内蔵バルーンで測定した血圧信号を、別売りの「ロー出力ユニット」を使用することで生体情報モニタ等への出力が可能となります。
観血式血圧トランスデューサが不要となりセットアップにかかる手間が軽減できます。
カテ先血圧センサー内蔵バルーン
corart製品の進化
1991年 corartBP1
・オートマチックモード搭載
・血圧センサーバルーン対応
・シンプルコントロールで操作性を向上
・独自の予圧コントロールにより高速追従を実現
1998年 corartBP1-V
・BP1のIABP機能に加え、補助人工心臓駆動機能を搭載
・2台を結合することにより、左右の心拍同期が可能
2001年 corartBP21
・従来比40%以上の軽量化を実現
・スタートスイッチひとつでオートモード駆動開始
・安心・安全止まらないためのバックアップモード搭載
・警報発生時、対処方法をディスプレイ上で確認可能なヘルプ機能搭載
2004年
アイシン精機から泉工医科工業へIABP事業継承
2009年 corartBP21-T
・corart製品の機能、特徴を承継
・新機能のターボ駆動を導入し、膨張速度を20%、収縮速度を10%向上
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