補助循環
ECMO
カニューレ
挿入しやすく安定した流量が得られるヘパリンコーティングの経皮的挿入用カニューレです。
一般的名称 | ヘパリン使用大動脈カニューレ |
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販売名 | NSHヘパリン化カニューレ |
承認番号 | 21100BZZ00019000 |
経皮的挿入用カニューレ PCKC-A,Vシリーズ
■特長
1.ワントレイ方式
全ての構成品が一目で確認でき、取出しが容易です。
2.スムーズに挿入が行える機構
カニューレ先端は滑らかなテーパー状になっており、ダイレーターとの段差を極小化しています。
血管内壁を損傷しにくく、スムーズな挿入が可能です。
また、先端チップにはX線不透過チップを使用していますので、X線を用いての位置確認を行うこともできます。
3.フレキシブルなシンウォールシャフト
カニューレ本体はシンウォールシャフトかつ適度な剛性(コシ)を持たせた構造になっています。
蛇行血管への挿入の際も追従性が高く、安定した流量が得られます。
4.ダイレーターロック機構
カニューレ挿入時に、ダイレーターが押し戻されてずれないようにするため、コネクターキャップにダイレーターをロックできる機構になっています。
写真のように、ダイレーターハブを左へ回すことによって簡単にロックを解除できます。
5.血液漏れ防止キャップ
コネクターキャップ内に血液漏れ防止リングを内蔵しています。
ダイレーターを抜く際の出血を最小限に抑えることができます。
実績のある従来製品のPCKC-A,Vシリーズに加え、本体の硬さを強化した新タイプの製品PCKC-A2,V2シリーズを導入し、適応がさらに広がりました。
経皮的挿入用カニューレ PCKC-A2,V2シリーズ
(※本製品は2021年3月下旬より全国販売を開始致しました)
従来製品の特長を継承し、更に以下の特長が加わりました。
カニューレ本体の硬さを強化
カニューレの挿入性向上とキンクを防止するため、カニューレ本体の硬さを強化しました。
これにより、高いプッシャビリティー が得られ、挿入しやすくなります。
【荷重試験データ】
方法:カニューレ本体サンプル(24Fr)をプッシュプルゲージにて外径の1/2になるまで押しつぶしピークの荷重(N)を測定。
結果:ワイヤー強化部、サイドホール部とも従来品と比較して、約2倍の強度であった。
カニューレ本体は硬さを有しながらも従来品と同じフレキシブルなダイレーターを用いることで挿入時には適度な柔軟性を 維持できます。
●カニューレ長さの伸長
送血・脱血カニューレとも、有効長と鉗子でクランプする部分を従来製品より30mm伸ばしました。
これにより従来製品 では長さが足りず、適応できなかった症例においても適応できるようになりました。
また、鉗子でクランプする部分を長くすることで、クランプを行いやすい仕様にしました。
●色付きスーチャーリング(赤・青)
色付きのスーチャーリングを採用し、視認性を向上させました。
(送血:赤色、脱血:青色) 送血・脱血カニューレの識別と、カニューレと回路の送血・脱血の誤接続防止にも役立ちます。