気管切開関連製品
気管切開チューブ
カフ上部の吸引機構に特長のある一重管(単管)の気管切開チューブです。
一般的名称 | 単回使用気管切開チューブ |
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販売名 | ソフィットフレックス |
認証番号 | 222AABZX00087000 |
1.カフ上部の吸引ライン
カニューレの壁に内蔵された吸引ラインは、気管切開孔への刺激を低減します。
吸引ラインの開口部はカニューレの背面にあり、これにより仰臥位での吸引の吸い残しを低減できます。
2.カフ形状
カフ形状は俵型で、患者さまの気管への負担を軽減します。
また、カフはカニューレに対し、数ミリの上下ピッチング動作により気管とカフとの摩擦を軽減します。
ピッチング動作
3.発声
窓なしの気管切開チューブが入っている状態では、声帯下で呼吸するため、発声ができません(左図)。
窓付の気管切開チューブ(スピーチカニューレ)にスピーチバルブを装着すると呼気が気管切開チューブの窓穴及び気管切開チューブの外側を通り、声帯がある上気道へ流れて発声できます(右側)。
発声のメカニズム
※発声は自発呼吸できる患者で、喉頭の機能が良好でないと発声することが難しいです。
※自社では、二重管用と一重管用のスピーチバルブの2種類があります。
※新生児・小児や意識障害患者、認知症患者等、意思表示の困難な患者に使用する場合には、気道閉塞の発見が遅れる可能性があるため、厳重に観察してください。
※ネブライザ治療や加湿、シャワーを行う際はスピーチバルブを外してください。
4.スピーチバルブの誤接続防止機構
窓なしタイプの気管切開チューブの15mmコネクタを肉厚にすることでスピーチバルブ、赤キャップが接続できない誤接続防止機構になっています。
これにより窓なしタイプに発声用の製品を接続し、呼吸不全になるトラブルを防ぐことができます。
フェイルセーフ
5.スタイレット
色付きスタイレットで抜き忘れ防止かつ挿入性とカニューレ内腔の閉塞軽減の両立を考慮した先端部形状になっています(独自の非対称十字形状)。
6.ショートタイプ
ソフィットフレックスのネックプレート直下のカニューレを短くした気管切開チューブです。
気管切開孔からの浮き上がりを抑える工夫になっています。
気管切開患者ケア
製品の品質管理向上・正しい取扱方法の提供・患者さまへのQOL向上や安全管理の一助を目的として、気管切開に関する教育プログラムを立ち上げ、皆様へご提供しております。
ご要望の方は、お問い合わせより弊社へご連絡ください。
セミナー風景
主な内容は下記の通りです。
気管切開患者ケアプログラム
・人工気道と気管切開
・留置と固定
・カフ管理
・発声
・吸引
・加湿、その他
・PMDA、ヒヤリハット報告