Q:唾液の吸引ができません。確認箇所と処置を教えてください。
A:以下の内容を確認及び処置をお願いします。
1.吸引器の位置確認
・吸引器は患者様の口元より低い位置(ベッドの下など)に設置してください。
2.メラ唾液持続吸引チューブ又は患者側チューブの状態を確認
・患者様の体でチューブを潰したり、チューブがベッドのフレームに挟まっていないかご確認ください。
・チューブ内に詰まりがある場合は洗浄、ブラッシングを行ってください。
・チューブがU字にたわんでいる場合はチューブをなるべくまっすぐにしてください。
3.吸引器の設定圧確認
・メラ唾液持続吸引チューブをご使用の際は以下の設定圧(表1)をご参考ください。
表.1 設定圧
吸引器の圧力単位 | 吸引圧の設定圧 | 最大吸引圧 |
hPa | -20~-30hPa | -270hPa |
kPa | -2~3kPa | -27kPa |
cmH2O | -20~30cmH2O | -270cmH2O |
mmHg | -15~-20mmHg | -200mmHg |
Q:メラ唾液持続吸引チューブはどこで購入できますか。
A:以下のサイトよりご購入いただけます(画像をクリックすると販売サイトへ移行します)
Q:メラ唾液持続吸引チューブを使うとどんなメリットがありますか。
A:うずまきがあることで口腔内に留置しやすく、抜けにくいため効率よく吸引することができます。また、誤嚥・流延の防止、不快感軽減などに有効とのお声もいただいております。メラ唾液持続吸引チューブは嚥下障害や神経筋疾患(ALSや筋ジストロフィーなど)の患者様を中心に多くご利用いただいております。
Q:メラ唾液持続吸引チューブの交換時期を教えてください。
A:1週間に1回交換してください。
Q:吸引器とつなぐコネクタはどれを使えばいいですか。
A:メラ唾液持続吸引チューブの接続管は内径が7mmとなっておりますので、コネクタ外径が6~7mmのコネクタをお選びください。以下の表2および写真はあくまで例となります。ご使用になる吸引器の患者側チューブの内径をお確かめの上、コネクタのご準備をお願いいたします。
表2.コネクタ形状
Q:メラ唾液持続吸引チューブを乳児に使用しても問題ないですか。
A:問題ございません。乳児、小児の患者様は口腔が小さいためSPタイプの使用をお勧めいたします。
Q:メラ唾液持続吸引チューブを使っていけない症例はありますか。
A:特にございません。ただし噛み癖がある患者様には芯線無タイプ(SP-2、MP-2)の使用を推奨します。また、唾液吸引以外の目的での使用はお控えください。
Q:メラ唾液吸引チューブは口の中のどこに留置すればよいでしょうか。
A:舌下、舌上、頬と歯の間に留置していただきますと効率よく唾液吸引できます。
Q:メラ唾液持続吸引チューブの使い方を教えてください。
A:使い方は以下になります。
1.先端の接続管(ID:7mm)に低圧持続吸引器の吸引チューブを接続する。
2.先端の渦巻きを口腔内に留置する。
3.チューブと頬をテープ等で固定する。
4.併用する低圧持続吸引器(-27kPa以下の吸引圧で使用すること)による唾液吸引を行う。
詳細は以下の動画よりご確認ください。
https://youtu.be/ZpjhHOGev2A?t=71
Q:メラ唾液持続吸引チューブの洗浄方法(フラッシング方法)を教えてください。
A:吸引圧を上げ、水道水を吸い込ませてチューブ内を洗浄してください。
詳細は以下の動画よりご確認ください。
https://youtu.be/ZpjhHOGev2A?t=143