目次
ドレナージとは
体内に貯留した「炎症産物・不要物質(血液・膿・滲出液・消化液・空気など)」を体外へ排出する方法です。
つまり、ドレナージとは治療方法です。
ドレナージ(胸腔)
ドレーンとは
体外へ排出するための管やフィルム状の人工物です。
つまり、ドレーンとは治療に用いる道具です。
ドレーンの一例
ドレナージの種類
現在の医療では、ドレナージは各診療科においてそれぞれ発展してきた治療法があります。一部になりますが。代表的なドレナージをご紹介します。
胸腔ドレナージ
胸壁を切開し、胸腔にチューブを挿入する医療義技術です。主に何らかの疾患によって胸腔内に溜まった余分な空気、体液(胸水、血液、胆汁)、膿胸などの分泌物を体外に排出するための処置として行います。適用される主な疾患は気胸、胸水(乳び胸、膿胸、血胸、水胸)です。
胸腔ドレナージ
腹腔ドレナージ
腹腔内(横隔膜から下、骨盤までの間)にある臓器の手術後に死腔ができる場合、そこに体液(血液、消化液等)が溜まってしまうのでそれらを体外へ排出するための処置として行われます。適用される主な疾患は胃、脾臓、膵臓、肝臓、胆嚢など臓器の切徐術後です。
腹腔ドレナージ
心嚢ドレナージ、縦隔ドレナージ
開心術後(心臓の手術後)に心嚢内に溜まる体液を心タンポナーデの予防のためや術後の血液を含む体液の排出などを目的とした処置として行われます。
適用される主な疾患は開心術(心臓外科手術)です。
心嚢ドレナージ
その他にも、頭蓋骨内部の体液を排出させる脳室ドレナージや整形外科分野における関節の手術後に行われる関節腔ドレナージなど診療科分野において様々なドレナージが処置として行われています。
まとめ
今回は、ドレナージ、ドレーンの定義、ドレナージの種類を紹介しました。様々な診療科分野に使用されていることが理解できたと思います。弊社ではドレナージ、ドレーンの関連製品を取り揃えております。もし、ご興味がありましたら下記の製品情報へアクセスしてみてはいかがでしょうか。
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