みなさんは、介護現場でロボットが活躍していることをご存じですか
例えば、介助者のパワーアシストを行うロボットや、高齢者の歩行支援機器などがあります。
このように、介護現場にロボット技術を普及することで、介護現場の生産性・介護の質を高めていくことが期待されています。
現在、日本でも介護現場へのロボット技術の普及が推進されており、厚生労働省と経済産業省が介護ロボット等の開発・導入を支援する試みを行っています。
介護テクノロジー利用の重点分野
厚生労働省、経済産業省が介護ロボットの開発・導入を支援するために策定されました。
2014年:「ロボット技術の介護利用における重点分野」策定 ⇒ 介護現場における革新的な機器の開発促進・普及を目指す目的
2024年:「介護テクノロジー利用の重点分野」に変更 ⇒ ICT・IoT技術を用いたデータ利用が進んだことを受け、内容を改訂
現行は、6分野13項目の区分が対象となっていますが、2025年4月より新たに3分野追加されます。また、既存の分野・項目についても定義文の見直しが行われました。次項で詳しく説明していきます。
2025年4月からの変更点
改訂後の9分野・16項目については、厚生労働省より以下の図に示されています。
新たに追加になった3分野は、上図の緑枠の部分(機能訓練支援、食事・栄養管理支援、認知症生活支援・認知症ケア支援)です。
機能訓練支援
介護食等が行う身体機能や生活機能の訓練における各業務(アセスメント・計画作成・訓練実施)を支援する機器・システム
食事・栄養管理支援
高齢者等の食事・栄養管理に関する周辺業務を支援する機器・システム
認知症生活支援
認知機能が低下した高齢者等の自立した日常生活または個別ケアを支援する機器・システム
従来は、移乗、排泄支援などに限定されていましたが、改定後は食事や機能訓練分野が追加になることで、より幅広い介護業務が対象となっています。近年は、介護分野での人材不足や。介護対象者の増加により、ますます介護テクノロジーを普及させる必要性が高まっています。
当社では、日本唯一の食事介助ロボットや、人工呼吸器等のアラーム発生を検知する機器を取り扱っているので、良ければ製品情報ページを見てください。
参考資料
製品情報
お役立ち情報